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小娘と暮らす


by mizincom

出産 弐 (術当日)

●4月3日
 夜間、NSCallの音で何度も目が覚めてしまい、寝不足。
 ナースステーションが近い部屋なので仕方ない。
 午前中はNSTと検温、そして術前から点滴を始める。
 私、なかなか入らないほうなのだけれど、看護師長さんが一度でずばっといれてくれたよ。
 痛かったけど!
 1時半頃歩いて手術室へ向かう。
 全裸になって台に乗るのだけれど、大勢看護師さんが室内にいるのでなんかちょっと嫌だった。
 特になにかで覆ってくれるわけでもないし、みんな服着てるのに私だけ、でーんっと全裸。
 全裸で台に上るのすごく嫌だったので、上ってから脱がせたほうがいいと思います。
 ここの病院の傾向として、患者本位じゃないっていうのが検診時から見受けられていたけれど、
 手術室では特にその傾向が強かった。
 みんな作業に勤しんで、誰も私に声をかけない。あ、一人だけいたな。声かけてくれた人。
 外来でいつも働いていて、外来でもこの人だけは処置中に声かけてくれるんだよね。
 その人除いては、きっと私なんか物体なんだろうなーと思った。
 特に何の説明もなく準備がすすむ。心電図モニタ、SPO2、直腸検温、血圧、フォーレ挿入。
 体温計留置するのは気持ち悪かったー。これは前の手術の時にはなかったからはじめての経験。
 フォーレ挿入はなかなか入らなくて痛かったです。
 で、満を持して院長登場。
 まずは麻酔です。
 「管入れます」
 って言ってたから硬膜外麻酔だったのかな。
 前回の手術の時は、陣痛がすでにあったので、
 麻酔って痛みを取ってくれる魔法でしかなかったけれど、今回はちょっと違いました。
 とにかく気持ちが悪い。吐き気がする気持ち悪いではないのです。
 足がなんだか気持ち悪い。ムズムズするんだけど動かない。
 麻酔効きかけの気持ち悪さがひどく苦痛でした。効いてしまえばなんともなかったのだけれど。
 麻酔がお腹、左足、右足と効いていって、温かいから感覚ないに変わる。そして、
 「酸素しますね」
 といって、されたマスクがさらに苦痛だった。慣れるまで苦しかったよ。ゴム臭かったしなあ。
 前回の手術の時の経鼻のほうがずいぶんと良かったような気がする。
 で、どうやら知らないうちに手術は始まっていたみたい。
 相変わらずなんの説明もなしです。
 気がつくと、なにやら赤ちゃんの泣き声が。
 えーと、これうちの子?みたいな。マスクで話せないし、
 お腹の中を触り続ける、多分先生の手の感触がとにかく気持ち悪かったんで、
 何も聞けずに耐えていたよ。
 この先生の作業、子宮を色々きちんとする作業だったんだろうけれど、
 これに耐えるのが今回の手術での一番の苦行でした。
 前回こんなの感じなかったけどなあ(多分その作業の時は寝ていた)。
 ややしばらくして、下半身を見えなくしていた布がとられて、
 「生まれましたよ。おめでとうございます。」
 と先生。その時にはもう、赤ちゃんは手術室内にはいませんでしたとさ。お祝い遅いよ先生。
 
 下の娘、3000gジャストで誕生。

 術後、まだ麻酔で動けないので、病室へ運ばれる。
 麻酔が覚めていく感じがたまらなく気持ち悪い。
 前回は寝ちゃってたから、全くわからなかったもんなあ。
 その夜は、何度も看護師さんが見に来ていたので、その度に起きてしまっていた気がする。
 手術の痛みよりも、子宮収縮の痛みに悩まされました。
 
 
 
by mizincom | 2010-04-27 18:12 | 出産